近年日本の高齢化問題、介護問題、働き過ぎなどからか、近年ますます健康に対する世の中の意識が高まっていると感じます。
テレビやインターネットを見れば、健康グッズやサプリメントの広告でいっぱいです。
あなたは体に良かれと思って購入してみたものの、飲んでも効果がよくわからない健康食品や、使わずに放置された健康器具に心当たりはありませんか?
ドキッとした方、あなただけではありませんので心配しないで下さい。
私のところにみえる患者さんに伺ってもたくさんの方が当てはまるし、私もその一人です。
ただ、当てはまる方は健康不安を煽られて高額の健康商品を買う前に、今後はまずこれを意識してみましょう。
引き算の健康法
です。
新しい健康器具を買う、サプリメントを増やす、スポーツを始めるといった、今までの生活に何かを足していく事を健康法の足し算とします。
それに対して、引き算の健康法は体に悪い習慣を減らす方法。
間食や夜食をしょっちゅう食べてしまう人は、それを止めるだけで体調がずいぶん変わります。
タバコや飲酒が多い人が量や回数を減らせば、当然体の負担は減ります。
その他にも、食事では
・食べ過ぎず腹八分以下にする
・ジャンクフード、ファストフードを減らす
・糖質制限する(お米、パン、麺類を減らす)
・家族の食べ残しを食べるのを止める
といった事で体質が劇的に変わった方は多いです。
また、
・夜更かしを止める
・スマートフォンの触りすぎ(目の疲れや肩こりの原因になる)を止める
・すぐ車に乗るのを止めて歩く量を増やす
・足を組んで座るのを止める
といった生活習慣上でも引き算できる事がたくさんあります。
終わった事をクヨクヨ考え続けたり人の悪口を言うのを止めたりする事も、メンタル面から健康にとってプラスになります。
どこからか「わかっちゃいるけど…」という声が聞こえてきそうですね(笑)
しかし、健康を高めるためには良い(と思われる)事を増やすより、悪い習慣を減らすほうがずっと近道です。
そして引き算の健康法は家計にも優しいです。
例に挙げた以外にも引き算で健康に役立つことはいくらでもありますので、何か足していく前にぜひご自分の生活から引き算出来ることを考え実行してみて下さいね。